築地軍艦教授所で航海術を学び幕府に出仕して、御軍艦組出役を務め、朝陽丸、奇捷丸の艦長を経て軍艦頭並となり、回天艦長に就任した。大政奉還後、荒井郁之助とともに回天で箱館へ入港し、新政府に引き継ぎを行った旧箱館奉行所役人の江戸帰還に尽力したが、 3か月後には榎本武揚率いる旧幕府艦隊に参加して再び蝦夷地へ向かい、箱館戦争に従軍した。1869（明治2)年3月、宮古湾に集結した新政府艦隊の甲鉄艦奪取作戦には艦橋上で指揮を執ったが銃弾を受けて戦死した。