Jules Brunet / 1838 - 1911
1838年フランス・ベルフォール生まれ。1867(慶応3)年に幕府の要請で、フランス軍事顧問団の副団長として来日し、幕府伝習隊の訓練を指導した。その後、1868(明治元)年10月に、カズヌーブ、マルラン、フォルタン、ブッフィエなどのフランス人下士官と共に旧幕府軍に加わり、箱館戦争に参戦した。箱館戦争では、海岸線防御や陣地の指導、陸軍の再編と訓練を行った。1869(明治2)年、旧幕府軍が敗北し、五稜郭明け渡しの直前にフランス軍艦で日本を離れ、フランスに帰還した。帰国後はフランス陸軍に復帰し、リヨン防衛軍司令官を最後に退官し、1911年に73歳で没した。
1838年、フランス東部に生まれる。ナポレオン三世の命により1867年軍事顧問団副隊長として来日。戊辰戦争が勃発すると明治政府から国外退去命令が出たが、フランス軍から離脱して榎本軍に加わった。五稜郭で幕府軍が降伏すると自国に送還されたが、日本での行動がフランス国民の支持を集めた。陸軍に復帰を果たすと陸軍参謀総長まで登り詰めた。