Taneda Kinjuro / 1831 - 1906
諱は惟善。有川村(現:北斗市中央)の豪商・種田家の八代目。先代・徳左衛門は崇広により士分に取り立てられており、金十郎は嘉永6年に家督を継ぐ。戸切地陣屋築城に際してはその造営を物資面で支えた。後の陣屋運営では勘定方・勘定吟味役として会計面を担い、箱館戦争時には藩の大会計を務めた。維新後は財と篤志を以て「渡島王」と称され、セメント工場開業などに携わっている。
画像出典:北斗市郷土資料館蔵