Okawa Shojiro / 不明 - 1879
伝習歩兵隊隊長。戊辰戦争の歴戦の中、大鳥圭介をその軍才で支えた。箱館戦争緒戦となる新政府軍の峠下村夜襲を滝川充太郎らと共に退け、大野村進軍では先鋒を務めた。二股口の戦いでは土方歳三らとともに防衛にあたり、その際に背面より奇襲を受け全軍が狼狽する中「剣を右に提げ左に冷酒を携え笑って」(『蝦夷之夢』)兵を督戦し、ついには打ち破るなど、豪胆な人物であった。
生年は不詳。旧幕府陸軍・伝習隊にあって鳥羽・伏見の戦いの頃より頭角を現し、慶応4年4月に伝習隊が大鳥圭介に率いられ北方へ逃れた際も出発時より参陣し、戊辰戦争の歴戦の中、大鳥をその軍才で支えた。箱館戦争緒戦となる新政府軍の峠下村夜襲を滝川らと共に退け、大野村進軍では先鋒を務めている。蝦夷島政府樹立後は歩兵頭並・伝習歩兵隊隊長。二股口の戦いでは土方歳三らとともに防衛にあたった。
画像出典:函館市中央図書館蔵